Good TOOLS For Me|愛用のバックパックを教えてください。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

Good TOOLS For Me|愛用のバックパックを教えてください。

毎回3人のクリエイターに愛用の日用品を教えてもらいます。今回はバックパック。日々の相棒だけに、こだわりも強いです。

〈GERRY〉の1970年代製デイパック。

40年以上前のバッグですが現役バリバリ。珍しい白レザーのボトムや前の持ち主のお子ちゃまな落書きも含めて、一番のお気に入り。
ヴィンテージのバックパックを買ってしまう持病を患っています。職業柄、ヴィンテージショップには頻繁に通っているのですが、そこでグッドデザインなパックに出会うと自分の欲求が抑えられなくなるのです。逆に言うと、それほどの魅力を、1960年代後期〜80年代初期にアメリカで作られたパックは持っています。

この時代はパックの素材が、キャンバスやレザーから、軽くて丈夫なナイロンに移り変わった時期。同時にヒッピートレイルを含むバックパッカーの流行もあり、多くのアウトドアブランドが誕生しました。各ブランドが機能性の向上、個性的なデザインを追求し、多種多彩なモデルが作り出されたのです。市場に活気があったからこそ生まれた斬新なスタイルや色。その時代のパワーが宿ったパックは眺めるだけで楽しく、今見ても新鮮に感じられます。

また、使うと自由な気持ちになれるのもこの時代のバックパックの魅力。なので僕は、山や旅に行かずとも、日々の打ち合わせにヴィンテージのバックパックを背負って行くのです。

原田 学(はらだまなぶ)

スタイリスト。ヴィンテージアイテムを使い、空間からタレントまでスタイリングする。著書のTHE SUKIMONO BOOK新刊『07 CHARACTER』が近日発売!