ネンドが手がけた空間で、フロスの最新作を堪能する3日間。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ネンドが手がけた空間で、フロスの最新作を堪能する3日間。

ネンドの佐藤オオキが設計を手がけた〈KASHIYAMA DAIKANYAMA〉で、フロスから発表した自身の最新デザインを期間限定で展示している。

形や大きさの違うボックスが、互い違いに積み重なったように見える外観。
展示会場となったのは、今年4月に東京・代官山にオープンしたばかりの〈KASHIYAMA DAIKANYAMA〉1階のギャラリーだ。大手アパレルの〈オンワード樫山〉が運営する同施設は、ネンドが設計した大小さまざまな形状をした箱が、微妙に角度を変えながらランダムに重なり合う独創的な建築が目を引く。
ゆったりとした時間を過ごせるB1のカフェ。このスペースの家具の一部も、オリジナルで新規にデザインしている。
1Fから2Fにつながる吹き抜けの壁。セメントの表面に上階で使っているファブリックで模様をつけている。
1Fのエントランス部分。壁に設置されたミラーや棚の支柱部分は、建物の手すりからデザインをアレンジしたもの。
上階で建物が重なる様子を、床素材の違いで表現。ヘリンボーン柄を共通に施すことで、異なる要素が建物内で融合する様子を示した。
photo_ Daichi Ano
ゆったりとした時間を過ごせるB1のカフェ。このスペースの家具の一部も、オリジナルで新規にデザインしている。
1Fから2Fにつながる吹き抜けの壁。セメントの表面に上階で使っているファブリックで模様をつけている。
1Fのエントランス部分。壁に設置されたミラーや棚の支柱部分は、建物の手すりからデザインをアレンジしたもの。
上階で建物が重なる様子を、床素材の違いで表現。ヘリンボーン柄を共通に施すことで、異なる要素が建物内で融合する様子を示した。 photo_ Daichi Ano
訪れたらぜひチェックしてほしいのが、インテリアのディテールだ。建物を重ねたコンセプトをインテリアでも表現するために、建材も重ね合わせにトライ。B1は異なる種類の玉砂利を混合し、1Fはテラゾーをウッドのヘリンボーン柄にアレンジ。2Fはセメントにファブリックのテクスチャーを転写し、3Fは大理石に別の大理石の柄をプリントするなど、ネンドのこだわりが要所に見られる。

「建物の外側とも連動するように、屋外の手すりに基づいた寸法、素材で什器や照明もデザインしました。繰り返し訪れても、あるときふと『なんでこうなっているんだっけ?』と建物全体を見渡す。そんな気付きを楽しんでもらえればうれしいです」

建築、インテリア、家具、グラフィックに至るまで、一貫してデザインを手がけたからこそ、多様な要素を適切にまとめることができたと佐藤オオキはプロジェクトの醍醐味を語る。

特別展の会期は7月19〜21日までの3日間。ネンドが手がけた空間で、ネンドの最新デザインを見るチャンスをお見逃しなく!
関連記事:
nendo 佐藤オオキが〈カシヤマ ダイカンヤマ〉を案内します!

『GAKU&SAWARU designed by nendo』

〈KASHIYAMA DAIKANYAMAギャラリースペース〉
東京都渋谷区代官山町14-18-1F。7月19日〜7月21日。11時〜18時。無休。