東京アートブックフェアにNYからビッグゲストが! | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

東京アートブックフェアにNYからビッグゲストが!

『カーサ ブルータス』2019年8月号より

来日直前、ZINE界をリードするレレ・サヴェリを直撃! アメリカの最新ZINEシーンを語ってください。

8-Ball community  エイト・ボール・コミュニティ アートNPO。ZINE発行やイベントの他、地下鉄駅に開いた期間限定キオスク〈THE NEWSSTAND〉は後にMoMAが永久所蔵。TABF参加の他、渋谷の〈16(Sixteen)〉でイベントも開催。
待望の東京アートブックフェアが2年ぶりに戻ってくる! ロケーションは〈東京都現代美術館〉。そう、TABFでは初の記念すべき美術館開催だ。しかもスペシャルゲストが選りぬきのZINEをドカンと引っさげ、NYから上陸する。この〈8ボール・コミュニティ〉こそ、全米のZINE/アートブック界を牽引するアーティスト集団だ。キャナル・ストリートにある彼らのスタジオで、リーダーのレレ・サヴェリに聞いてみた。アメリカのZINE界で今、何が起こっていますか?

「ZINEフェアの数が激増してるね! 毎月のように全米のどこかで催されている。シカゴやカンサスシティ、マイアミなど全米各地で盛んなんだ」。マイアミとは意外ですね? 「ZINEと親和性の高いストリートファッションのメッカだしね」。なるほど、NYや西海岸のおしゃれな子だけじゃないんですね、作り手は!「また、作り手の低年齢化が著しいのも最近の特徴だ。モノとしての実体のあるZINEに強烈な魅力を感じるという。〈8ボール〉のメンバーも今や10代がどんどん増えている。20〜30部ほど作ってはSNSで告知して、直販やフェアで売るのが今の主流だね」。なるほど、ショップの委託販売に比べると、管理や支払いの手間が省略されてるし、互いに顔が見えますもんね。

「もちろん書店〈プリンテッド・マター〉や〈ダッシュウッド〉、あとコーヒーショップの〈プレイグラウンド〉などのZINEコーナーも重要な場だ。なんたって、一度にまとめて出会える楽しさがあるからね」。それでは、レレたちが東京に運んでくるZINEの中でも「特にオススメ」なタイトルをご紹介しよう!
『Queer Fire』 The George Jackson Brigade 「メッセージ系言葉型ZINEの代表格だ。ゲイの服役囚たちの人権を訴える内容で、ストレートの活動家も多数、参加している」
『Bricolage Magazine #5』 Tom Sachs 「僕は以前、トム・サックスのスタジオで働いていた。これはトムと8-Ballで作ったZINEなんだよ」。60部限定とは、超レア!
『Claimed Space』 Hydropunk and others 「NYの〈ハイドロパンク〉〈グッドハーテッド・グーンズ〉ほか複数のパンク集団が制作。自分たちの政治&アート活動を紹介する」
『8-Ball Zine』 Richard Lokiden Wani 「五大陸で別々の写真家にポートレートを撮ってもらう企画で、これはスーダン。印刷はコピー機、文字はタイプライターで」
『Affinity Journal No.4』 8-Ball community 「いま最も熱く、今後の主流となるのが文字主体のZINE。これはそうした言葉型の急先鋒。テーマは再開発による貧困層追放問題だ」
『Queer Fire』 The George Jackson Brigade 「メッセージ系言葉型ZINEの代表格だ。ゲイの服役囚たちの人権を訴える内容で、ストレートの活動家も多数、参加している」
『Bricolage Magazine #5』 Tom Sachs 「僕は以前、トム・サックスのスタジオで働いていた。これはトムと8-Ballで作ったZINEなんだよ」。60部限定とは、超レア!
『Claimed Space』 Hydropunk and others 「NYの〈ハイドロパンク〉〈グッドハーテッド・グーンズ〉ほか複数のパンク集団が制作。自分たちの政治&アート活動を紹介する」
『8-Ball Zine』 Richard Lokiden Wani 「五大陸で別々の写真家にポートレートを撮ってもらう企画で、これはスーダン。印刷はコピー機、文字はタイプライターで」
『Affinity Journal No.4』 8-Ball community 「いま最も熱く、今後の主流となるのが文字主体のZINE。これはそうした言葉型の急先鋒。テーマは再開発による貧困層追放問題だ」

東京アートブックフェア2019 

日本初・アジア最大のブックフェア。〈東京都現代美術館〉東京都江東区三好4-1-1。7月12日〜15日。11時〜19時(12日は15時〜21時)。入場無料(12日のみ1,000円)。