ミラノサローネ2019報告 #4 / スタイリング by 川合将人 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ミラノサローネ2019報告 #4 / スタイリング by 川合将人

『カーサ ブルータス』2019年7月号より

インテリアスタイリストは、各社の空間編集力にも着目。色や素材の使い方など、近年ますます重要度を増している、スタイリングで話題を集めた6つの展示をピックアップ!

Hidden Rooms

Salvatori by Elisa Ossino 大理石をエレガントかつ縦横無尽に用い、ジョン・ポーソンやピエロ・リッソーニの新作も展示された〈サルバトーリ〉のエリザ・オッシノの空間構成。家具や小物の選定にまで引き算の美学を感じた。カルロ・スカルパの建築から着想を得たダイニング空間。大理石が豊かな表情を見せる。
Salvatori by Elisa Ossino テラスでは金継ぎした大理石の天板が特徴のリッソーニの新作テーブルを発表。

PERFECT DARKNESS

H+O by Elisa Ossino Studio エリザ・オッシノとジョセフィン・アクヴァマ・ホフマイヤーの協働から生まれたタイルのコレクションをアパートの内装に用い、〈ASTEP〉や〈FRAMA〉など注目ブランドが大集結した旬のスタイリングで披露。
濃密かつ見応えある展示が多かった今年。記憶に残るのは、デザイナーが構成やスタイリングまで手がけ、来場者を没入させる圧倒的な演出力を見せた会場だ。中でも、ディモーレスタジオによるガブリエラ・クリスピのヴィンテージを主役にした部屋の尋常でないリアリティと、スタジオぺぺが金を製造していた廃工場内に創出した幻想的な色使いは群を抜いていた。また、クリスティーナ・チェレスティーノとエリザ・オッシノが担当した展示では、それぞれカーペットや大理石、タイルなどの素材使いの妙に感嘆。仮想の住まい手の個性を表現した、遊び心ある〈ヴィトラ〉のブースも素晴らしかった。

選んだ人

川合将人 モデルルームや広告、イベント会場などを手がけるインテリアスタイリスト。最近は80年代後半から90年代にデザインされた日本の家具がツボです。

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