日本のフェスは、世界に誇る文化です! | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

日本のフェスは、世界に誇る文化です!

『カーサ ブルータス』2018年7月号より

世界のフェスを渡り歩く〈Festival Life〉の津田昌太朗さんが解説する、今年のフジロックとサマソニ、フェスの今後。

まだ発展途上だけどいい感じの上海・Strawberry Music Festival。
Q サイトや書籍の取材のため、世界中のフェスへ行かれていますね。近年、フェスの流れに変化などはありますか?
津田 中国の成長が著しく、上海のStrawberry Music Festivalへ行きましたが、本当に素晴らしかった。場内では、国内に口座を持っている人たちしか使えないクイックペイ・システムが導入されていて、現金もカードも使えないんですよね(笑)。僕は友人に精算してもらいましたが、いまのところ海外からの観客を視野に入れていないんでしょうね。しかし、想像以上に会場の設備などはしっかりしているし、海外のスポンサーもたくさん入っていて、日本からは水曜日のカンパネラやillionが出演していて、人気でしたね。それから、印象的だったのは、ラップだけのステージがあったこと。中国ではテレビでヒップホップを流すことが禁止されているそうなので、フェスではかなり存在感がありました。

Q 日本のフェスには、海外からの観客が増えつつありますね。
津田 数年前からアジアのお客さんが本当に増えたと思います。マナーなど、少し問題はありますが、新しいお客さんが増えることは、いいことだと思うんですよ。中国に限らず、世界中のフェスをまわっていると、ミュージシャンや関係者、それからお客さんとも話す機会があるんですが、みんな本当に“日本のフェスへ行ってみたい”と言うんですよね。音楽関係者は皆一様に会場の美しさや、スタッフの丁寧さ、それから観客のマナーを絶賛します。海外のフェスとか、本当にひどいところもありますから(笑)。個人的にはクールジャパンって、アニメやゲームを推していると感じています。それもいいけど、日本のフェスも世界に誇る文化で、もっと国をあげて応援するべきだと考えています。
日本国内の小さなフェスも大好き!!

津田昌太朗

つだしょうたろう 海外フェスを横断する〈Festival Junkie〉をロンドンで開始。現在『Festival Life』編集長。この夏、世界のフェスを紹介する書籍『THE WORLD FESTIVAL GUIDE』を発表予定。

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