CULTURE
〈サーチ・ギャラリー〉で『ローリング・ストーンズ展』開催中。|LONDON
April 10, 2016 | Culture, Art | a wall newspaper | text_Megumi Yamashita
1962年に結成されて以来、半世紀以上も現役ロックバンドであり続けるローリング・ストーンズ。その軌跡をたどる展覧会が〈サーチ・ギャラリー〉で開催中だ。
ベロ出しのロゴをはじめ、アンディ・ウォーホルがデザインしたジッパー付きアルバムカバーなど、音楽だけでなくビジュアルやカルチャー面でも常に挑発的に時代を引っ張ってきたストーンズ。2フロア、9室にわたって展開される本展では、ステージデザインや楽屋なども再現。未公開だった映像や写真、楽器、衣装、日記や手紙などを含む約500点が展示される盛りだくさんな内容になっている。ファンには当然たまらないものだが、カウンターカルチャーがポピュラーカルチャーへと移行する様子など、カルチャー史的な視点からも興味深いだろう。70歳を超えても反体制的ワルガキというイメージを保ち、ロックの王道を歩み続けるストーンズの面々。彼らが世界的に与えてきた影響の大きさが改めて感じられる展覧会だ。