中世に建てられた修道院が現代アートの美術館に再生。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

中世に建てられた修道院が現代アートの美術館に再生。

『カーサ ブルータス』2019年4月号より

スイス、エンガディン渓谷の山肌に建てられた12世紀の修道院が、現代美術館として1月に開館した。

岩肌を利用した常設展示室の作品、ミロスワフ・バウカの《水仙》。
チューリッヒを拠点とする建築事務所VSAは、既存建築の下部から9,000トンの岩を掘削することで、内部に1,500㎡もの展示空間を実現。
木と漆喰の展示室にはゾフィア・クリクの作品を展示。
山村に溶け込む密かな外観を守りながら、岩肌、伝統的な漆喰や木材など、この地由来のマテリアルを前面に押し出すコンテンポラリーな空間作りが話題だ。
1157年築の修道院と19世紀に増築された醸造所を改築。外観はほぼ昔日のまま。
修復・増改築にあたり、歴史遺産を尊重しながら最小限の建築介入を試みたという建築事務所VSA(フォルミー・シュミッドリン・アーキテクチャー)。結果、新旧の素材が織りなすシンプルながら印象的な空間に。

〈Muzeum Susch〉Surpunt 78, 7542 Susch, Switzerland TEL (41)81 861 03 03。12時〜17時(土11時〜18時)。月曜〜水曜休。