ヴェネチアがアート一色に! 見るべきはこの展示です。 | ページ 3 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ヴェネチアがアート一色に! 見るべきはこの展示です。

今年はアートの当たり年。トップバッターであるヴェネチアビエンナーレ国際美術展と、その周辺エリアで同時開催されている注目の企画展をいち早くリポートします。

さらに、ビエンナーレと並行して開催されている注目の展覧会も紹介したい。まず毎回、傑出したキュレーションで圧倒する会場〈パラッツォ・フォルトゥニー〉の展覧会。今回はテーマ「Intuition=直感」のもと、観るものに気づきを与える作品を展示。歴史的建造物との共鳴も魅力的だった。
サイ・トゥオンブリー、アニッシュ・カプーアなどが参加した、直感の世界へ誘うグループ展「Intuition」。ベルギー拠点のアンティークディーラー、アクセル・フェルフォールトが中心となってキュレートする大好評シリーズ展の第6弾。「イントゥイーション」をテーマに直感、夢、テレパシー、瞑想など言葉にできない世界を、新石器時代のメンヒルからスタートし、多数の近現代アーティストの作品によって綴る。フォルトゥニー館に宿る神秘的な雰囲気との相乗効果で、すっかりその世界の住人に。

グループ展『Intuition』 〜11月26日。〈Palazzo Fortuny〉
Campo S. Beneto 3780,Venezia
TEL 39 041 4273 0892。10時〜18時(入館〜17時)。火曜休。入館料12ユーロ。
一方で、今まで語ってきた一連のテーマの対岸にいると思われるのがダミアン・ハーストだ。2館合わせて約5000㎡の空間に、一大フェイク考古学博物館を出現させた。その完成度の高さに驚くと同時に、下世話だが「いくら金がかかったのか……」と想像してしまう。
ダミアン・ハースト『Treasures from the Wreck of the Unbelievable』展。2,000年前にインド洋に沈んだ帆船「アンビリーバブル号」の宝物を、ダミアン・ハーストが財を投げ打って海底から発掘し展示…。というのはフェイクストーリーだが、ハーストは、海底での発掘作業を撮影し、彫刻にフジツボやさんごを付着させ、フェイク考古学博物館の収蔵品を執念で完成させた。安藤忠雄が再生したピノー財団2館とも、単独作家の展覧会に使うのは初めて。
ダミアン・ハースト『Treasures from the Wreck of the Unbelievable』展。2,000年前にインド洋に沈んだ帆船「アンビリーバブル号」の宝物を、ダミアン・ハーストが財を投げ打って海底から発掘し展示…。というのはフェイクストーリーだが、ハーストは、海底での発掘作業を撮影し、彫刻にフジツボやさんごを付着させ、フェイク考古学博物館の収蔵品を執念で完成させた。安藤忠雄が再生したピノー財団2館とも、単独作家の展覧会に使うのは初めて。
ダミアン・ハースト『Treasures from the Wreck of the Unbelievable』展 〜12月3日。〈Palazzo Grassi〉
Campo San Samuele 3231 Venezia
  〈Punta della Dogana〉
Dorsoduro 2 Venezia
TEL 39 041 523 1680。10時〜19時(入館〜18時)。火曜休。入館料18ユーロ(2館共通)。