ミラノの〈プラダ財団〉で、フランチェスコ・ヴェッツォーリの展覧会がスタート!

世界中から注目を集めているミラノの〈プラダ財団〉で新たな企画展『TV 70:フランチェスコ・ヴェッツォーリがRAIを見る』と題された展覧会がスタート!

photo_Delfino Sisto Legnani e Marco Cappelletti

イタリア人アーティスト、フランチェスコ・ヴェッツォーリは、セレブリティーのポートレートに刺繍を施した初期作品、また女優ナタリー・ポートマンを起用した架空の香水のCMなどで世界的に注目されてきた。グッゲンハイム美術館(NY)での個展も果たしたヴェッツォーリだが、実は、ミウッチャ・プラダがかねてから高く評価しコラボしてきたアーティストなのをご存知だろうか。

本展『TV 70:フランチェスコ・ヴェッツォーリがRAIを見る(TV 70:FRANCESCO VEZZOLI GUARDA LA RAI)』(9月24日まで)も、彼女の期待を裏切らないユニークな仕上がりだ。ヴェッツォーリは「キュレーター」として、RAI(イタリア国営放送)の70年代のアーカイヴを掘り起こし、その映像をアート、政治、エンターテイメントの3セクションに分類。さらに来場者をスタジオにワープさせるかのインスタレーションは、M/M(Paris)がデザイン。日本では90年代にヨウジヤマモトの広告、近年ではPARCOとのコラボレーションなどで話題となったクリエイティブユニットだ。

photo_Delfino Sisto Legnani e Marco Cappelletti
photo_Delfino Sisto Legnani e Marco Cappelletti
photo_Delfino Sisto Legnani e Marco Cappelletti
photo_Delfino Sisto Legnani e Marco Cappelletti
photo_Delfino Sisto Legnani e Marco Cappelletti
photo_Delfino Sisto Legnani e Marco Cappelletti

イタリアの70年代は、政治テロが社会を恐怖に陥れた「鉛の時代」。一方では、フェミニズム運動や、ファッション、デザインが活性化し、現在のイタリアンカルチャーの礎を築いた時代でもある。

当時のテレビというメディアが社会をいかに動かし、新たなムーヴメントを牽引したか。アーティスト自身が個人の経験と集合的物語のはざまで分析し、驚きの方法で体験させてくれる。