ART
エリザベス・ペイトンの絵はどうして小さいのか?
February 26, 2017 | Art | a wall newspaper | photo_Kosuke Mae text_Mikado Koyanagi editor_Yuka Uchida
原美術館で個展を開催中のエリザベス・ペイトン。彼女の描く絵が小さく、親密さを醸す理由とは?
エリザベス・ペイトンは90年代から注目されるようになった、リュック・タイマンスやマルレーネ・デュマスなどと並ぶ「新具象派」を代表する画家だ。
彼女の作品を最初に見たのは海外の美術雑誌だったと思うが、90年代に〈Gallery Side2〉で開かれた日本初の個展で、その実物を目の当たりにして驚いたのは、その「小ささ」だった。
時に巨大とも言える大きな作品が主流だった現代美術の世界において、その「小ささ」は革命的とも言えるものだった。ほとんどの作品が、LPレコードのサイズほどでしかないのだ。
彼女の作品を最初に見たのは海外の美術雑誌だったと思うが、90年代に〈Gallery Side2〉で開かれた日本初の個展で、その実物を目の当たりにして驚いたのは、その「小ささ」だった。
時に巨大とも言える大きな作品が主流だった現代美術の世界において、その「小ささ」は革命的とも言えるものだった。ほとんどの作品が、LPレコードのサイズほどでしかないのだ。
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