プリズムの光に包まれる至福の空間。吉岡徳仁が追い求める光の根源とは? | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

プリズムの光に包まれる至福の空間。吉岡徳仁が追い求める光の根源とは?

東京・銀座の資生堂ギャラリーで開催中の『吉岡徳仁 スペクトル ー プリズムから放たれる虹の光線』が、連日、多くの人で賑わっている。本展で新作インスタレーションとガラスのベンチを発表した吉岡に作品づくりへの思いを聞いた。

ガラスのベンチ『Water Block - KATANA』(2016年)とともに「スペクトル」を鑑賞できる。
来場者は思い思いの方法で「スペクトル」を体験している。光に包まれるように立って、少しずつ光に向かって歩く人、吉岡がデザインしたガラスのベンチ『Water Block - KATANA』(2016年)に座って瞑想するような人……誰もが神秘的な光、空間を愛おしむように体験しているのがわかる。
透き通った渓流の流れを捉えたような透明感の『Water Block - KATANA』(2016年)。
ガラスのベンチ『Water Block - KATANA』は、2002年に発表した『Water Block』、2006年に発表した『Waterfall』に続く新作となり、プリズムと呼応するような三角をモチーフとしている。ガラスが固まる瞬間を捉えたガラスのベンチは流れるような清流のようでもあり、こちらも自然の中にいるような感覚を呼び起こしてくれる。なぜ吉岡はこんなにも自然の美しさに魅了されているのかを聞いてみた。