青野尚子の「今週末見るべきアート」|銀座エルメスで出会った3人の“曖昧な関係” | ページ 3 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

青野尚子の「今週末見るべきアート」|銀座エルメスで出会った3人の“曖昧な関係”

〈銀座メゾンエルメス フォーラム〉で始まった、国籍も年代もばらばらな3人のグループ展。展覧会のタイトルは『曖昧な関係』です。何と何の関係なのか、その関係の何が曖昧なのか、いろいろと考えてしまう意味深なタイトルの展示には、思ったより深い関係がありました。

スイスと日本の古いコインを真っ二つにしてつなげたネックレス。「両国の友好を象徴しているんだ」とショービンガーは笑う。
ショービンガーの作品にはユーモアも感じられる。コインを真っ二つにしたネックレスはスイスと日本の通貨がたまたま同じサイズだったから思いついたもの。「偶然とは本当に美しいものだと思う」とショービンガーは言う。
「GIFT」(英語では贈り物、ドイツでは毒)と書かれた容器。
“GIFT”と書かれた容器にドクロのマークが刻まれているのは、GIFTは英語では贈り物だが、ドイツ語では毒を意味するから。プレゼントだと思ったら毒だった、そんなブラックユーモアがちらつく。
ショービンガーが旅先に持って行く小さな石庭キット。タイトルも《枯山水》。
小さな石をつなげたネックレスは“ポータブル枯山水”。旅先のホテルにつくと、このネックレスで小さな“石庭”を作ってくつろぐのだそう。小さな日本人形の口のところに淡水真珠をつけたオブジェは風船を膨らましているようにも、鼻提灯のようにも見える。
日本人形を使った小さなピン。箱につけた石の留め金もかわいい。

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