秋の京都でアートの迷路を楽しもう。歴史あるモダニズム建築で開かれる新しいアートフェアへ。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

秋の京都でアートの迷路を楽しもう。歴史あるモダニズム建築で開かれる新しいアートフェアへ。

紅葉も楽しみな秋の京都で開かれる、3日間限りの現代美術フェア『Art Collaboration Kyoto』。日本のギャラリーとのコラボレーションで海外のギャラリーも出展します。

招待者のみ入場できるVIPルームでは『Framing Physicality』と題して菊池和晃、TŌBOE (西條茜×バロンタン・ガブリエ)、吉田桃子の作品が展示されている。 ※本展示は会期中、公式サイトで見ることができる。
メイン会場〈イベントホール〉の天井近くにあるグラフィックは竣工時に設計者の大谷幸夫自身が手がけたもの。大谷の多才さを示す。
商談スペースなどはブースの外の"広場のような通り”に設けて人とアートの場を完全に分けるようにした。

「ブースの中にはアートしかないから、心ゆくまで作品と向き合うことができます。会場内にはとくに順路もメインとなる通路もないので、観客は自ら選択したルートによって異なる体験をすることになります」(周防)

ブースはランダムに設置されているように見えるが一筆書きで回ったり、『Kyoto Meeting』だけを回ったりもできるよう、周到に計算されている。そんな”隠れルート”を探すのも楽しい。
『BOLD Art Exhibition』への連絡通路に展示されたライアン・ガンダーの作品。作家がカスタムメイドした500体のプレイモービルが並ぶ。
『BOLD Art Exhibition』の展示風景。奥に見えるテキストはローレンス・ウィナー、テーブルに並んでいるのはペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスの作品。
『BOLD Art Exhibition』カール・アンドレの作品。布にアーティストにまつわるテキストがタイプされている。
『BOLD Art Exhibition』のアンジェラ・ブロック作品は1992年に採択された「環境と開発に関するリオ宣言」をタイトルにしている。会場の〈国立京都国際会館〉は1997年の地球温暖化防止京都会議(COP3)で「京都議定書」が採択された場所でもある。
連絡通路を渡って『BOLD Art Exhibition』と題されたスペースへ。ここは参加ギャラリーの一つ、〈TARO NASU〉の那須太郎がキュレーション、国内の2人のコレクターが所有するコレクションを組み合わせた。年代も国も異なる作品が謎かけのような世界を形成する。
茶室〈宝松庵〉入口に飾られた金氏徹平作品。
〈宝松庵〉床の間には染谷聡作品が。漆やガラスなど異素材と金とが組み合わされている。
〈宝松庵〉の染谷聡《みしき》と《むすび》。
染谷聡《みしき》と《むすび》の部分。前衛華道の一輪挿しのようなオブジェ。
白鳥が優雅に泳ぐ池を見ながら庭を歩いて行くと、茶室〈宝松庵〉に着く。ここには『Beyond Kyoto』の一環として純度の高い金の精錬工場を持つSGCが金氏徹平らとコラボレーション、金を使った作品が設えられている。茶会に使われる広間はもちろん、水屋や庭にも現代美術が展示されているので見逃さないようにしたい。
〈宝松庵〉の水屋に置かれた金氏徹平「Teenage Fan Club」シリーズの作品。茶室という侘び寂びのイメージとは異なる色彩が目に飛び込む。
染谷聡の「ちぢみ絵」のシリーズ。漆を塗って急激に乾燥させると漆が縮んでシワが寄る。通常は失敗とされる現象に美を見出した作品。
水屋にはSIDE COREによる「golden city」シリーズのねずみの作品なども並ぶ。
〈宝松庵〉染谷聡の作品《おにぎゅり》シリーズ。水屋のやかんの脇にさりげなく置かれている。
残念ながら会場には来られない、という人はアーティストたちや〈滋賀県立美術館〉館長の保坂健二朗らが登場するトークのオンライン配信を楽しもう。現代美術にさまざまな角度から近づける。
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