〈MACK〉から深瀬昌久、ホンマタカシ、細倉真弓の写真集が刊行! | ページ 3 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

〈MACK〉から深瀬昌久、ホンマタカシ、細倉真弓の写真集が刊行!

世界中の写真家が厚い信頼を寄せる、ロンドンの出版社〈MACK〉から深瀬昌久、ホンマタカシ、細倉真弓の写真集が3冊同時刊行! 来日したマイケル・マックにプロジェクトについて話を聞いた。

ホンマタカシ『The Narcissistic City』
Q ホンマさんの本作は、カメラオブスキュラ(暗い部屋で、小さな穴を通して外の光を入れると、外側の光景が部屋の内側に倒立して映し出される原理)を使い、都市の一室をまるごとカメラにして都市を撮るという大胆な試みですね。

作品を見せてもらったとき、彼は新たなディレクションに進んでいると感じたね。デザイン、シークエンス、サイズなど細部にいたるまで、どういう本にしたいか明確なアイデアを持っていたんだ。『The Narcissistic City』の90%は、彼が考えたものだよ。奥付を見てもらうと、ホンマさんの名前はデザインのところにもあるんだ。
ホンマタカシ『The Narcissistic City』 観音開きが挟み込まれた構成。

Q 被写体は、有名建築物であることが多いのでしょうか。

ル・コルビュジエ、丹下健三に黒川紀章など有名建築家が手がけた建物もあれば、アノニマスなものもある。たとえば、表紙の写真は、実はニューヨークで撮られたものだが、一見どこだかわからない。匿名の場所が含まれているのも魅力だと思う。
ホンマタカシ『The Narcissistic City』 背の縫い目が見えないよう、表紙は厚紙を2枚使い。エンボス加工を施したダストカバーもかけた。

Q 写真集のタイトルはマックさんが提案したと聞きました。

ホンマさんは、「Towards the City」というタイトルをつけていたけど、作品そのものが非常にエモーショナルなのに対して弱いのではないかと感じていて。そこで、フランス人哲学者ユベール・ダミッシュの著書『Skyline: The Narcissistic City』を思いだしたんだ。最初は、日本だと「ナルシスト」という言葉は強いし、ネガティブになり得ると躊躇されたけど、言葉の印象は西欧でも同じ。この本の「都市が自分自身を見つめ、その姿に恋に落ちる」という考え方は、ホンマさんの作品にぴったりだと思った。

Q タイトルの提案から、マックさんの作品への敬意と深い理解が伝わります。ホンマさんも喜んだのでは?

そうだといいですね。代わりに聞いてみてください(笑)
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