ART
チームラボの大型展示がマイアミで開催中。
June 25, 2021 | Art | casabrutus.com | text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
マイアミに体験型アートを展示する巨大なアートセンターがオープン! こけら落としを飾るのは、チームラボほか2名のアーティストです。
2021年5月にオープンした〈Superblue Miami〉はニューヨークやロンドンにスペースを構えるメガギャラリー「ペース」のCEOらが設立した施設。大規模でインタラクティブな体験型アートを長期展示する。使われなくなったビルを改修、3000平方メートルもの展示スペースとショップ、カフェのある一大アート・コンプレックスに生まれ変わらせた。
オープニング展『Every Wall is a Door(すべての壁はドアである)』展で、チームラボは『teamLab-: Between Life and Non-Life』という展示を行っている。生命と非生命との間、といった意味だ。チームラボに在籍するアーティスト、プログラマー、数学者、建築家といった人々の力を結集して、観客のふるまいに対してまるで生きているように反応するアートを見せる。
《憑依する滝》は人が作品に近づいたり、その上に立つと、滝や川の流れが岩で変化するように水流の動きが変わるというもの。別の作品ではその《憑依する滝》や観客の動きに応じて花が咲いたり散ってしまったりする。《生命は生命の力で生きている II》はチームラボが「空書」と呼ぶ、空間に立体的に書を書いたもの。どの作品も変化し続け、境界のない連続性がテーマになっている。
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