瀬戸内国際芸術祭2016〈小豆島〉新作レポート! | ページ 3 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS facebook-a facebook instagram line twitter youtube

瀬戸内国際芸術祭2016〈小豆島〉新作レポート!

第3回目となる瀬戸内国際芸術祭2016が、今回も3月にスタート。数ある島の中でも注目したのは、小豆島。高松のうどんとは一味違う、そうめんやオリーブと一緒に楽しめる新作を中心にご紹介します!

清水久和《愛のボラード》
《愛のボラード》というオヤジギャグ全開?の作品を発表したのは、2013年の瀬戸内国際芸術祭で同じく小豆島の《オリーブのリーゼント》で話題をさらった清水久和。“ボラード”とは船を繋留する縄をひっかけるもの。実際のボラードは10分の1程度の大きさだが、この《愛のボラード》は小豆島の東南、田浦半島という小さな半島のほぼ突端にあり、あまりにも大きいので対岸からもよく見える。この巨大ボラードでいったい何を繋留しようというのか。大き過ぎるものは本来の機能を失って、意味の海へと漂流してしまう。
清水の前作《オリーブのリーゼント》には無人販売の屋台という機能がついていた。が、本体のくぼみにある陳列棚があまりに小さくて、みかんなら5、6個も置けばいっぱいになってしまう。《愛のボラード》も《オリーブのリーゼント》も、もはや、どないすんねんこれ、と突っ込まれるという機能しかない。その役立たずぶりが愛される所以なのだ。
《愛のボラード》坂手港/田浦半島(二十四の瞳映画村)。屋外展示作品(恒久設置)。無料。

《オリーブのリーゼント》醤の郷周辺/草壁港。屋外展示作品(恒久設置)。無料。