アートスポット〈十和田市現代美術館〉から食品市場〈八食センター〉へ|行くぜ、東北。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

アートスポット〈十和田市現代美術館〉から食品市場〈八食センター〉へ|行くぜ、東北。

2008年の開館以来、毎年15万人に及ぶ人々が訪れる〈十和田市現代美術館〉。官庁街通り全体を大きな美術館に見立てた町ぐるみのアートプロジェクトは、アートによる地域活性のモデルケースとして、国内外から注目を集めています。鑑賞後は八戸市の食品市場〈八食センター〉へ。美術館とあわせて北国ならではの美味を堪能する欲張りな休日に、青森の懐の深さを再認識するはずです。

草間彌生《愛はとこしえ十和田でうたう》。かぼちゃ、犬、きのこ、少女など8つの彫刻からなる大規模な作品は、アート広場の中央に。右奥はインゲス・イデー(ドイツ)の《ゴースト》と《アンノウン・マス》。後者は西沢立衛設計の公衆トイレを覗き込んでいる。
美術館の展示室もユニーク。ひとつの作品につき1部屋、サイズもばらばらの「アートのための家」が敷地内に分散し、ガラスの通路で連なる構造に。美術館の建物自体が小さな町のようで、アートを“巡る”散策が、建物の外、そして町のなかへとつながっていく。

美術館から徒歩圏内の場所に展示スペースを備えた商業施設〈アートステーショントワダ〉や市民交流プラザ〈トワーレ〉があり、シャッター街化していた商店街も、空き店舗を展示に利用するなどして活気を取り戻しつつある。年間を通じ、国内外から多くのアーティストが訪れ、イベントを行ったり町の祭に参加したりもする。

今やアートは十和田を語る上で欠かせないもの。商店主やお年寄りもそれぞれの言葉で作品を語り、町を訪れたアーティストのエピソードを披露してくれる、という具合だ。
スゥ・ドーホー(韓国)の《コーズ・アンド・エフェクト》。人の形をした数万体の樹脂彫刻が高さ9メートルの天井から放射状に吊り下がる。 Courtesy of Artist and Lehmann Maupin Gallery, New York
アナ・ラウラ・アラエズ(スペイン)《光の橋》。内部に入り歩くことができるガラスの橋の先に、外の景色が見える。
十和田市現代美術館

青森県十和田市西二番町10-9
TEL 0176 20 1127。9時~17時。月曜(祝日の場合は翌火曜)休。公式サイト

アクセス

東京駅から東北新幹線で八戸駅まで約2時間50分。JRバスで美術館前まで約40分(4月22日まで冬季運休)、十和田観光電鉄バスで官庁街通まで約1時間14分。びゅう公式サイト:東北の宿と列車のきっぷを探そう!

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