ART
シャルロット・デュマの作品を通して見つめ直す、人と動物の繋がり。
August 16, 2020 | Art | casabrutus.com | text_Housekeeper
人と動物の関係性をテーマに、20年の長きにわたりポートレイト作品を撮影し続ける、写真家のシャルロット・デュマ。動物の体内で生成される石「ベゾアール(結石)」から着想した展覧会が、〈銀座メゾンエルメス フォーラム〉にて開催。
アムステルダムを拠点に活動するシャルロット・デュマは、現代社会における人と動物の関係性をテーマにポートレート作品を撮影する写真家だ。その被写体は、騎馬隊の馬や救助犬、家畜など、人々と関わる動物たち。2014年には日本を訪問。以来数年にわたって、北海道、宮崎、与那国島、長野など 国内8ヶ所を巡り、各地に現存する在来馬を撮影するプロジェクトを敢行した。
そんな彼女の個展『「ベゾアール(結石)」 シャルロット・デュマ 展』が、〈銀座メゾンエルメス フォーラム〉にて開催される。本展の核となる「ベゾアール(結石)」とは、動物の胃や腸の中で形成される石状の凝固物のこと。医学的な現象で生成されるものだが、古来にはお守りや神秘的な存在とされていたという歴史がある。
展示されるのは、世界各地で撮影した馬と、その馬と共に暮らす人々をはじめとして捉えた作品たち。展示内容は、3本の映像作品を中心に、写真やオブジェで構成される。この撮影の中でデュマは、ベゾアールはもちろん、馬と関係する木馬や埴輪といった品々や史料と出会い、人と動物との関係、そして生と死について考えを深めていった。
展示されるのは、世界各地で撮影した馬と、その馬と共に暮らす人々をはじめとして捉えた作品たち。展示内容は、3本の映像作品を中心に、写真やオブジェで構成される。この撮影の中でデュマは、ベゾアールはもちろん、馬と関係する木馬や埴輪といった品々や史料と出会い、人と動物との関係、そして生と死について考えを深めていった。
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