日本の現代アートの歴史と現在がわかる『STARS展』。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

日本の現代アートの歴史と現在がわかる『STARS展』。

『カーサ ブルータス』2020年9月号より

森美術館で『STARS展』がついに開幕。現代美術の最前線に立つ6名の作品が揃います。

草間彌生(Yayoi Kusama) 草間彌生は初期からの代表作が集まったレトロスペクティブ的な展示に。中央は草間の世界的デビューとなった1993年のヴェネチアビエンナーレ日本館で展示された《ピンクボート》(左・1993年)と、NY時代に発表されたソフト・スカルプチュア作品2点《無題(金色の椅子のオブジェ)》(1966年)、《トラヴェリング・ライフ》(1964年)。
故郷である〈松本市美術館〉に設置されている《Infinity Mirrored Romm―信濃の灯》(2001年)も登場。
宮島達男(Tatsuo Miyajima) 宮島達男は代表作3点に絞って展示。東日本大震災の被災地支援プロジェクトとして発表した「時の海―東北」(2017年〜)の最新バージョンは、719個のLEDを水面に浮かべたものに。(宮島達男《「時の海―東北」プロジェクト(2020 東京)》2020年 防水LED、電線、集積回路、水)
33年ぶりに展示される宮島の初期代表作《30万年の時計》(1987年)。
奈良美智(Yoshitomo Nara) 奈良の世界観が詰まった展示空間にはgrafと共同制作した《Voyage of the Moon(Resting Moon) / Voyage of the Moon》(2006年)が登場。スタジオ風の小屋の内部では奈良が選曲した音楽が流れている。背後に見えるのは新作絵画《Miss Moonlight》(2020年)。
初公開も含む80年代からのドローイングが壁一面に。奈良のスタジオに置かれている本やレコード、人形なども展示されている。
杉本博司(Hiroshi Sugimoto) 展覧会の最後に登場するのは杉本博司。日本初公開となる「Revolution」シリーズ(写真)は、月やその光線が写る《海景》を縦位置にしたもの。他に、MoMAが作品を買い上げ、杉本のアーティスト人生の転機となった《シロクマ》(1976年)も展示される。
今回、初お披露目となる小田原文化財団 江之浦測候所をテーマとした映画作品《時間の庭のひとりごと》(2020年)。

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