現代のモノ作りとつながる、5,500年前のポシェット。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

現代のモノ作りとつながる、5,500年前のポシェット。

津田直の写真展が表参道の吉田カバン直営店で開催中。主役は5,500年前(!)に作られた縄文時代のポシェットです。

津田が撮影した、縄文ポシェット。
写真家の津田直がこの6年間続けてきた縄文フィールドワーク。そこから生まれた作品が今秋、初めて発表される。展示の柱となるのは約5500年前の縄文時代のポシェットを撮った一枚。「5500年前は案外近いかもしれない」と笑う津田に話を聞いた。

Q 縄文フィールドワークを始めた経緯から教えてください。
世界各地を自分の足で歩くフィールドワークは僕の制作に欠かせないものです。縄文フィールドワークを始めたのは6年前。そのころ僕は“我々はもっと日本の基層文化とつながらなければいけない”と考えるようになっていました。

Q それは具体的に言うと?
例えば現代はモノ作りの上で意識する時間の単位が短いと思います。10年後は見据えているけれど、100年後は思い描けているのか。そんなことを考えていたころに東日本大震災が起きました。縄文時代は人間と自然の対話がうまくいっていた時代。そこに目を向けることで未来が見えてくると思ったのです。