吉岡徳仁のガラスの茶室が、国立新美術館に出現。 | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

吉岡徳仁のガラスの茶室が、国立新美術館に出現。

京都・将軍塚青龍殿の大舞台に設置され、大きな話題を呼んだ吉岡徳仁の「ガラスの茶室―光庵」が、ついに東京へ。〈国立新美術館〉に登場したガラスの茶室が、東京の新たなアートスポットとして世界の人々をお迎えします。

床面には光学ガラスの角柱が敷かれている。奥に見える長方形のオブジェは床の間の役割を持つ光の彫刻。
亭主がお点前をする場所を示す三角のオブジェ。
にじり口。宙に浮いて見えるよう、戸の上の部分にはスペースが空けられている。
内部にはもう一つ、光のオブジェがある。しかしそれはある一定の時刻に現れるもので、形としては存在しない。屋根部分に設置されたクリスタルのプリズムに、太陽が特定の反射角で当たった時にのみ現れる七色の光だ。吉岡はそれを「光の花」と言い、床に飾られる花に変わるものとして生み出した。
「光庵」の周りには光学ガラスのオブジェも設置。円筒形のものは新作「Water Block - Sphere」。
「千利休が作った茶室は、その時代において全く新しい体験だったと思います。新しい体験を追求することこそ、当時は重要だったのではないでしょうか。この茶室もまた新しい体験を生み出す装置です。どう体験するかはその人によって自由ですが、人それぞれに視覚的な感動を生み出すものになればと思います」

「ガラスの茶室―光庵」は、2021年5月まで〈国立新美術館〉のエントランス広場にて特別公開される。

特別公開「吉岡徳仁 ガラスの茶室 - 光庵」

〈国立新美術館 正面入口〉東京都港区六本木7-22-2。~2021年5月10日。火曜、年末年始休。公開時間は美術館の開館時間に準ずる。観覧無料。TEL 03 6455 3576。

吉岡徳仁

1967年生まれ。倉俣史朗、三宅一生のもとでデザインを学び、2000年吉岡徳仁デザイン事務所を設立。代表作に自然構造の椅子「Honey-pop」、ガラスのベンチ「Water Block」など。〈MoMA〉や〈ポンピドゥーセンター〉、〈ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館〉などが作品を永久所蔵している。2020年東京オリンピック、パラリンピックの聖火リレートーチもデザインした。

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