猪飼尚司の「段階的リノベーションのススメ」#02|いよいよ2度目のリノベが本格始動! | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

猪飼尚司の「段階的リノベーションのススメ」#02|いよいよ2度目のリノベが本格始動!

家は「一生に一度の大きな買い物」と言われますが、段階的にリノベーションすれば何度でも家づくりの醍醐味が楽しめるのでは? 多くのデザイナーや建築家の取材を通して学んだ暮らしのノウハウが、どこまで自分に活かせるか。デザインジャーナリストの猪飼尚司が、最初の自邸の改装から7年たった今、人生2度目のリノベーションに挑戦します。

現場を確認しながら、工事スタート!

水回りの位置を変更にともない、配管もチェンジ。そのためモルタルで埋まっていた床は、大胆にも全面的に解体。
バスタブなどの設備を取り除くとともに、キッチンと浴室の間にあった壁も解体。玄関側に優しく光が差し込むようになった。
現場を見ながら、壁のエッジの作り方、タイルの収め方をimaさんがイラストで説明。現場を見ながら考えられるのもリノベの良さだ。
トイレの扉の色を決めるために、塗装サンプルを現場に持ち込み、自然の光でチェックしてみる。
キッチンの壁に使われていたレンガタイル。剥がしてみると意外にきれいだったということで、施工会社さんがとっておいてくれたので、再利用することに。
2か月ほどの打ち合わせを経て、ベースプランがようやく決定。図面上では完璧とは思いつつも、空間が具体的にどうなるのかまでははっきりと見えてはきません。

そこで、解体工事をしてスケルトンになった状態でimaさん、施工会社さんと現場に集合。素材の組み合わせや塗装色の調合、さらに光の入り方をみながらキッチンと浴室の間の壁をどのように残すかなどを相談しました。また、壁の下地が完成した段階でタイルの貼り方を確認したり、タイルを貼っている作業中もエッジの収め方を再び相談するなど、工事中も段階的に現場ミーティングを重ねていきました。

現場に集っての度重なるミーティングは、少し手間がかかることのように思えるかもしれませんが、工事をしている最中でもデザイナーさんの感覚と自分の感覚がどんどん近くなっていく様子が認識でき、結果としてより満足度の高い内容になりました。

相談から約半年。20平米ほどの小さな部分リノベーションがどのように家の様子を変えてくれたか。完成の様子は、次回の記事でお知らせします。
いかいひさし 大学でジャーナリズムを専攻後、渡仏。96年帰国し、フリーランスとして活動を開始。現在は、デザイン分野を中心に、国内外で取材を行う。本誌をはじめとした雑誌のほか、企業のブランドブックや展覧会や地場産業プロジェクトのサポートなどを手がける。最近の仕事に、〈アルテック〉企画展冊子『a chair≠the chair』、〈能作〉作品集『100のそろり』など。

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