ターナー賞受賞の〈アセンブル〉が設計したクラフトビール工場が徳島にオープン! | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ターナー賞受賞の〈アセンブル〉が設計したクラフトビール工場が徳島にオープン!

2015年度の「ターナー賞」を受賞した建築家集団〈アセンブル〉が徳島でクラフトビールの醸造施設を設計! ビールの生産だけでなく、「マイビール」を熟成させたり酵母の培養もできる、ビールのアミューズメントパークです。

「パレットソファエリア」は〈RISE&WIN Brewing Co. BBQ & General Store〉のインテリアを担当したWRAP建築設計のデザイン。
「パレットソファエリア」は廃棄予定だったパレットなどを再利用したソファスペース。ビール片手にくつろげる。実験室のような部屋はビール酵母の培養や貯蔵保管を行う「イーストカルティべーション・ラボ」。 アメリカでビール造りを学んだ香川在住のブルーイング・ディレクター、ライアン・ジョーンズらがさらにおいしいビールをつくるべく、研究に励んでいる。
理科の実験室のような「イーストカルティべーション・ラボ」。ビール酵母の培養などを行う。
製材所だったころの雰囲気をそのまま残している。
アセンブルの提案で生まれたのが「インディゴタワー・テイスティングサロン」だ。ブリュワリーでオーダーメイドビールを注文する人がブリューイング・ディレクターといろいろなビールをテイスティングしながら好みの味を決められる。
「インディゴタワー・テイスティングサロン」内部。冬は囲炉裏の火を囲んでテイスティングできる。
「インディゴタワー・テイスティングサロン」の外壁。アセンブルが徳島で盛んに行われている藍染の工房兼ショップ〈BUAISO〉を訪ねたときに、藍で木も染められることを知り、このデザインになった。
「インディゴタワー・テイスティングサロン」内部。冬は囲炉裏の火を囲んでテイスティングできる。
「インディゴタワー・テイスティングサロン」の外壁。アセンブルが徳島で盛んに行われている藍染の工房兼ショップ〈BUAISO〉を訪ねたときに、藍で木も染められることを知り、このデザインになった。
特徴的な円錐形のタワーはヨーロッパでよく見られるボトルキルン(レンガ積みの窯)からインスパイアされたもの。藍染めで塗装した外壁は塗る回数を変えることでグラデーションをつけた。室内の囲炉裏は上勝町で自給自足の生活をしている中村修さんの手製。木の椅子はアセンブルのメンバーが上勝在住の大工、山中昇さんに教えてもらいながら、ノミなどを使って自作した。ここで使われる器は楽焼だ。徳島県阿波市に住む西村吉弘さんが上勝近くの小学校で楽焼大会を主催、そこにアセンブルが参加して作られた。
アセンブルのメンバーが作った楽焼の器。陶芸の経験はないが、さすがの出来栄えだ。
アセンブルと一緒に囲炉裏を作った中村修さん。ネパールで版画を学び、普段は山の中の小さな家に住んで最小限の電気しか使わない自給自足の生活をしている。
アセンブルのメンバーが作った楽焼の器。陶芸の経験はないが、さすがの出来栄えだ。
アセンブルと一緒に囲炉裏を作った中村修さん。ネパールで版画を学び、普段は山の中の小さな家に住んで最小限の電気しか使わない自給自足の生活をしている。
この施設は自分好みのクラフトビールをつくりたい、という人のためのものだが、予約すればビールのテイスティングなどとセットで見学も可能(有料)。上勝町は「ゼロ・ウェイスト宣言」のもとリサイクルを徹底し、2020年までに焼却・埋め立てゴミをなくそうという取り組みを行っている。もちろんビールは文句なしにおいしい! 第1醸造施設の〈RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store〉では予約しなくてもビールを楽しめる。ジェネラルストアでは「ゼロ・ウェイスト宣言」のコンセプトに沿った、リサイクルやリユースできる商品が買える。のんびりした山間の町でビールづくりやテイスティングを体験してみませんか?
理科の実験室のような「イーストカルティべーション・ラボ」。ビール酵母の培養などを行う。

〈KAMIKATZ STONEWALL HILL CRAFT & SCIENCE〉

徳島県勝浦郡上勝町生実東戸越84−1
。見学はウェブにて要事前予約。