“外へ”そして“上へ”と拡張していく装置としての家。 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

“外へ”そして“上へ”と拡張していく装置としての家。

コンクリートブロックを積み上げて軸にした構造は、複雑に見えて実は単純。生活の変化に合わせて骨格自体をカスタマイズできる、骨太な住宅です。

House B for a Family/設計:篠崎弘之

地面から空中へ、上に向かうほどボリュームを増すユニークな形。この構造を大まかに説明すると、①コンクリートブロックを積み上げた構造体を井桁状に配し、②その上に井桁状のコンクリート梁をのせ、③必要な部分に床を架ける。④これを3層分積み上げて完成! ということになる。

コンクリートブロック使いが絶妙!

3階。ブロックの構造体に囲まれたスペースをキッチンにした。真っ白なタイル張りのカウンターは施主夫妻の提案。植物のハンギングも2人の手づくりだ。
ここに住む施主夫妻は大のインテリア好き。家を建てようと考えてから8年間、読みふけった住宅雑誌や訪ねた建築会社は数知れず。「実家は横に広い日本家屋だったから、縦にシュッと伸びる家に憧れた」「武骨な雰囲気や時間を経たものの質感が好き」「暮らし方に合わせて変えられる家がいい」。その想いを託せると確信した建築家が篠崎弘之。“豊かな驚き”を感じる作風に惹かれたという。
1階の玄関ドアを開けた先に広がるウェルカムスペース。お茶を飲んでくつろいだりバーベキューをしたりと自由に楽しんでいる。
3階リビングの脇にある1畳分ほどの書斎。