ヴェネチアビエンナーレ国際建築展、日本館の快挙です! | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

ヴェネチアビエンナーレ国際建築展、日本館の快挙です!

建築界のオリンピック、第15回ヴェネチアビエンナーレ国際建築展で日本館が審査員特別賞を受賞しました! 金獅子賞のスペイン館に次ぐ快挙です。各国のジャーナリストからも評価の高かった展示を速報します。

小豆島のドットアーキテクツ〈Umaki Camp〉では瀬戸内国際芸術祭期間中、お茶やお菓子を出してくれる「お接待」などが行われている。 ©Yoshiro Masuda
坂東幸輔が主宰するBUSは、徳島県神山町で空き家や閉鎖された工場をIT企業のサテライトオフィスにリノベーションするプロジェクトを展開している。中でも〈えんがわオフィス〉は縁側や軒といった日本家屋特有のエレメントを活かして、働くことと地域の人々とをシームレスにつなぐ試みだ。

ドットアーキテクツの小豆島〈Umaki Camp〉は建築の専門家でなくても「建てる」という行為に参加できる建築。みんなで料理を作ったり映画を制作したり、ラジオ放送をしたりできるスペースだ。この二つのプロジェクトは建築が地域内、あるいは東京と地方の“縁”を結ぶことを目指している。
BUSが神山町で手がけるプロジェクトの一つ、〈えんがわオフィス〉。日本家屋をオフィスにリノベーション。ほっこりする懐かしさで、仕事にもいい影響がありそう。 © Satoru Ito Architects and Associates
人々や家具、前を通る車まで細かく再現された模型。主役である人がどんなふうに暮らしているのかが想像できて楽しい。中までじっくり見ながら楽しんでいる人が多かった。 photo_Yuji Ono
こういったさまざまな「en [縁]」を生み出す建築は、ヴェネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクター、アレハンドロ・アラヴェナの活動にも通じる。彼は2010年のチリ大地震後の復興支援プロジェクトとして半分だけ造り、残りの半分を住民が自分で造る恒久的な住宅を提案するなど、ソーシャルな建築の中でも一際ユニークな活動を展開している。