設計図も公開! 中村好文が手がけた6つの”朗らかな台所”とは? | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

設計図も公開! 中村好文が手がけた6つの”朗らかな台所”とは?

建築家・中村好文が住宅を設計する際、とりわけこだわりを見せるのが台所だ。施主と心ゆくまで対話をし、隅々まで工夫を凝らした台所のつくり方が、著作『百戦錬磨の台所 vol.2』で設計図とともに紹介されている。中村が携わった6つのキッチンは、どんな夢の台所に仕上がったのか?

●江波戸玲子さんの「人が集まる台所」。

台所と食堂、庭はシームレスに繋がっている。庭に面した4枚のガラス戸を壁に引き込める造りで、開放感を与えた。
ゲストは自然にアイランドキッチンに集まり、会話をはじめる。
庭側から台所を見る。ゲストはほとんど玄関ではなく庭づたいに家に入るという。
着尺・帯ブランド〈ポンナレット〉を主宰する江波戸玲子さんは、葉山の自邸に頻繁に友人・知人を招くおもてなし上手。料理家の友人を招いて自宅で調理してもらうこともあるという。設計する際も、「家族はもちろん、友人知人も気兼ねなく集まれる家にしてくださいね」という要望があった。それに応えるよう、中村は玄関だけでなく庭づたいにテラスからも家に入ることができる、オープンマインドな家を考えた。

その「オープンマインド」は、台所にも生かされている。中村が思い描いたのは、一つの場を中心に人が集まり、緩やかに会話と料理を楽しむシームレスな台所。その目論見通り、テラスから入ってきた人々は挨拶もそこそこに「台所の主」ともいえる巨大なアイランド・カウンターに直行する。このカウンターにはIHレンジとパーティ用の小型シンクが設えられているので、ゲストも台所仕事を手伝ったり、洗い物をしたりということが気軽に行える。ホストとゲストの境界線を曖昧にし、フラットで賑やかな食事の時間が楽しめるようになったという。
台所・パントリー平面図。大ぶりのアイランド・カウンターの長さは2m強。
アイランド・カウンター詳細図。小さなシンクとIHクッキングヒーターはゲストのもてなし時に大助かりだという。
1階・中2階平面図。玄関とは逆側にデッキに繋がる開口部があり、そこからの人の出入りも多い。
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