ARCHITECTURE
自然と建築が心地よく混ざり合う、公共建築のニュースタンダード。
『カーサ ブルータス』2020年12月号より
November 13, 2020 | Architecture, Design | window on the world | photo_Masanori Kaneshita text_Housekeeper
臨海副都心の青海地区に誕生した〈ARTBAY HOUSE〉は、東京都等が主導する、人や場所がアートを通じて繋がることを目指すプロジェクト「ARTBAY TOKYO」の拠点となるパビリオンだ。
設計したのは、石上純也に師事した後独立し、〈スパイラル〉のエントランススペースなどを手がける萬代基介。光、風、緑など、8つのテーマを持つ部屋で構成された空間は、4面すべてが開かれたエントランスや格子状の天井など、日の光や海からの風、そして雨さえも受け入れる開放的なデザイン。
さらに、お台場に自生する植物を植栽するなど、自然と建築がフラットに共生するスペースになっている。ここでは期間によって、様々なアート展示が行われる。カフェも併設し、自然とアートを感じながら、コーヒーブレイクを楽しめる。