90年、不動の美しさを誇る三井本館。|ホンマタカシ TOKYO SCAPE | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

90年、不動の美しさを誇る三井本館。|ホンマタカシ TOKYO SCAPE

『カーサ ブルータス』2019年7月号より

古典主義建築の代表的な建造物のひとつであり、現存する日本最古の、アメリカンタイプの「オフィスビル」。〈三井本館〉は今年、ここ日本橋の地で90周年を迎える。

東洋一の大金庫 地下1階の金庫は、その堅牢さ、精巧さにおいて「東洋一の大金庫」と言われる。扉は直径2.5m、重さ50トン。重量制限のため日本橋の上を通れず、船で運ばれたという。金庫内には6,000以上の貸金庫があり、今も個人向けに運用されている。
製造元はアメリカの〈モスラー〉社。建物の設計と同時にデザインされた。
東洋一の大金庫 地下1階の金庫は、その堅牢さ、精巧さにおいて「東洋一の大金庫」と言われる。扉は直径2.5m、重さ50トン。重量制限のため日本橋の上を通れず、船で運ばれたという。金庫内には6,000以上の貸金庫があり、今も個人向けに運用されている。
製造元はアメリカの〈モスラー〉社。建物の設計と同時にデザインされた。
見所は、本誌連載「TOKYO NEW SCAPES」で東京を撮り続けている写真家、ホンマタカシの撮影・監修による写真展示企画だ。

ホンマが長年取り組んでいる「カメラオブスキュラ」を含む〈三井本館〉の撮り下ろし写真が特大サイズで展示されるほか、建設当時の様子を収めた貴重なアーカイブもホンマが再撮影・編集し、お披露目される。

展示会場は、〈三井本館〉に隣接する〈日本橋三井タワー〉の1階アトリウムと、〈三井本館〉の西側、合名玄関と呼ばれるオフィスフロアへの1階エントランス。合名玄関は、大理石の重厚なインテリアで、完成当時の佇まいがそのままに残る。また、建築としての見方を、建築史家・倉方俊輔が解説するスペシャルウェブサイトもオープン。次の時代を見据え、100年建築へと歩み始めた〈三井本館〉に触れる、またとない機会だ。

『三井本館Mitsui Main Building TOKYO 1929-2019|写真・ホンマタカシ』

〈日本橋三井タワー1階アトリウム〉〈三井本館・合名玄関〉東京都中央区日本橋室町2-1-1 03 5777 8600。6月8日~7月21日。6月10日、12日、24日、25日、7月8日は休。