nendo 佐藤オオキが〈カシヤマ ダイカンヤマ〉を案内します! | ページ 2 | カーサ ブルータス Casa BRUTUS

nendo 佐藤オオキが〈カシヤマ ダイカンヤマ〉を案内します!

内装や家具を含む建物すべてを〈nendo〉が手がけた〈KASHIYAMA DAIKANYAMA〉が、代官山に誕生。B1から最上階まで、随所に隠されたディティールを読み解く館内ツアー、佐藤オオキ本人による案内のもとお届けします!

・1F ロビー/ギャラリースペース

“石”の柄が施された、1Fロビースペースの床、壁、天井。右手の扉はギャラリーに、隣の階段は2Fの店舗に続いている。
ここでも、箱と箱との重なりが床材の差異で表現される。手前の床は石の柄、奥の床はヘリンボーン調のフローリング、それらの重なった部分は、“ヘリンボーン調×石の柄”のテラゾーに。
1Fのギャラリースペース。左手に小さな箱が突き刺さっている。外壁の木材のストライプが入り込んできて、これによってまた“外と内”が曖昧になる印象を与える。
“石”の柄が施された、1Fロビースペースの床、壁、天井。右手の扉はギャラリーに、隣の階段は2Fの店舗に続いている。
ここでも、箱と箱との重なりが床材の差異で表現される。手前の床は石の柄、奥の床はヘリンボーン調のフローリング、それらの重なった部分は、“ヘリンボーン調×石の柄”のテラゾーに。
1Fのギャラリースペース。左手に小さな箱が突き刺さっている。外壁の木材のストライプが入り込んできて、これによってまた“外と内”が曖昧になる印象を与える。
小箱から小箱へ、素材から素材へと歩いて渡っていく楽しみは、2F、3Fのショップスペースにも。2Fではモルタルとファブリックが、3Fでは大理石とガラスが、各所で重なりながら、統一感のある空間を生み出す。また、思わぬ場所で外光の差し込む開口部が見つかるのも印象的だ。

佐藤 小箱同士のズレによって、いろんな場所に隙間が生まれました。極端に狭くなる場所もあって、そんなアンバランスな感じが面白いんですが、一歩間違えると、閉塞感が出てきてしまう。そのバランスを、繰り返しシミュレーションしながら作っていきました。あっちこっちに抜けができていて、ふと外に目が向く瞬間があると思います。

・2F マーケット

2Fのマーケットスペースは、モルタルとファブリックによって表現される柔らかな印象の空間。
イタリアの家具ブランド〈alias〉から発表したユニット・ソファ《OKOME》をアレンジした什器。隙間から生えているようなこの黒いテーブル状のあしらいも手すりと同じ素材。
商品陳列棚も、高さの違う楕円が重なっているようなデザイン。箱のずれによって、奥の開口部のような隙間が各所に生まれ、不意に差し込む陽や、館外の景色が目に入る。 photo_Shin-ichi Yokoyama
2Fのマーケットスペースは、モルタルとファブリックによって表現される柔らかな印象の空間。
イタリアの家具ブランド〈alias〉から発表したユニット・ソファ《OKOME》をアレンジした什器。隙間から生えているようなこの黒いテーブル状のあしらいも手すりと同じ素材。
商品陳列棚も、高さの違う楕円が重なっているようなデザイン。箱のずれによって、奥の開口部のような隙間が各所に生まれ、不意に差し込む陽や、館外の景色が目に入る。 photo_Shin-ichi Yokoyama

・3F マーケット

2Fと雰囲気が異なる3Fは、大理石などの石やガラスによって、より洗練された空間に。
スケルトンの什器には、大理石の床の柄をプリント。 photo_Shin-ichi Yokoyama
3Fには、広々としたバルコニーを用意。カフェでテイクアウトしたドリンクなどをここで楽しむこともできる。 photo_Shin-ichi Yokoyama
2Fと雰囲気が異なる3Fは、大理石などの石やガラスによって、より洗練された空間に。
スケルトンの什器には、大理石の床の柄をプリント。 photo_Shin-ichi Yokoyama
3Fには、広々としたバルコニーを用意。カフェでテイクアウトしたドリンクなどをここで楽しむこともできる。 photo_Shin-ichi Yokoyama
そして、4Fには〈SUGALABO〉の須賀陽介が監修するフレンチレストラン〈COTEAU.(コトー)〉が。ここでも“テラスの手すり”のルールや、“小箱の外壁を別の小箱の内部に入り込ませる”ルールなど、他の階との連続性を保ちながら、一方で、佐藤が「一緒に設計したような感覚です」と語るように、須賀のこだわりも随所に活かされている。

佐藤 須賀さんは、厨房の作りはもちろん、カウンターの奥行き、ライティングなど、全てご自分でチェックされる方でした。B1Fカフェの監修をしているパティシエの成田さんもそうですが、須賀さんを含め、同世代でこうして一緒に作ることができたことは、すごく面白かったです。