FOOD
京のおやつと箸休め | 可可阿アイスキャンディー。
August 20, 2014 | Food | a wall newspaper | text: Shoko Nishimura
和菓子だけでなく洋菓子も季節感を大事にする京都。吟味した素材を京都の匠と感性をもって表現したチョコレートの涼味をご紹介。
花街の風情を色濃く残す祇園南の一角にしっとり佇むショコラティエ。店名のとおり、カカオを365日楽しめるチョコレート菓子を揃え、デザインやパッケージに京の趣向を取り入れている。この夏には待望のアイスキャンディーも加わり、夏向きチョコレートも楽しめるように。味はチョコレートそのものを凝縮したビターとミルクのフレーバー、ミルクやホワイトチョコレートと合わせた4つのフルーツのフレーバーの計6種類。コーティングや中のアイス、芯の部分でガナッシュやフルーツを変えているので1本でさまざまな味が楽しめ、口どけ具合も濃厚から軽く……と次第に変化。カカオや果実の存在感があって、食べごたえも十分だ。
左/チョコの風味やアイスの口当たりを変え、フルーツは生も使用。右/店のキャラクター、加加阿ちゃんの袋入り。
マールブランシュ 加加阿365 祇園店
マールブランシュ カカオ365 ぎおんてん 京都らしい風情ある洋菓子を手がけるマールブランシュの初のショコラティエ。●京都市東山区祇園町南側570-150 TEL 075 551 6060。10時〜18時(9月30日まで〜19時)。無休。
西村晶子
関西在住ライター。京都を中心に日本の料理、食文化を取材。夏の涼を求め、ここのところ麺三昧。