京のおやつと箸休め | パォンデロー

ポルトガル・リスボンから京都に移転してきた郷土菓子専門店。カステラの元祖のような焼き菓子はどこか京風の優しい味わい。

右・ミーニョ地方の大きな素焼き型で焼いたパォンデロー1,800円。オリーブ入りも。
左・エストレマドゥーラ地方とリバテージョ地方の銅鍋で焼いた半熟タイプ450円。

職人歴34年のパウロ・ジョルジ・バティシタ・ドゥアルテさんが菓子研究家のマダムの智子さんとともに始めたポルトガル菓子専門店。北野天満宮東側の古い酒蔵を改装した店には素朴な焼き菓子が並び、ひときわ目を引くのがこの「パォンデロー」。

現地では結婚式や洗礼式などの家族の行事に必ず登場する伝統菓子で、焼きたての熱々をホールのまま手でちぎって食べ、ポートワインや熟成した羊のチーズと合わせるのだとか。卵と砂糖、小麦粉で作られ、地方によって配合が異なり、焼き型も素焼きの型や銅鍋などさまざま。フワフワ、しっとり、とろとろと、いろんな食感や味わいがあって、カステラに似ているせいかノスタルジックで、和菓子のよう。日本茶のお茶請けにもしっくり合う。
パォンデローは4種類あり、完全に火を通したミーニョ地方のものは取り寄せ可能。

〈カステラ ド パウロ〉

この春にオープンしたポルトガル菓子専門店。イートインも可能。

京都市上京区馬喰町897蔵A
TEL 075 748 0505。9時30分~18時。水曜(25日・祝日の場合は翌日)、第3木曜休。 公式サイト