FASHION
マッシモ・アルバさんはヴィンテージがお嫌い?
November 18, 2014 | Fashion | a wall newspaper | photo_Junpei Kato text_Akane Maekawa
年代物の家具に囲まれたマッシモ アルバの旗艦店。でもヴィンテージは嫌いだとか。さて、その真意は?
上質な素材使いと、熟練した職人によるラグジュアリーでリラックスな仕立ての服で知られるイタリアのブランド〈マッシモ アルバ〉。表参道にオープンした旗艦店には、年代物の重厚なショーケースや家具が並んでいる。相当なヴィンテージ家具好きに違いないとマッシモ・アルバさんに話を聞いたところ、「ヴィンテージという表現は好きではないんです」という意外な言葉が。
「私にとってヴィンテージというと、死んでしまったという解釈になるから。モノは今に生きていないと意味がない。大切なことは、新しいものと融合させて使い続けること。それは洋服にも通じることです」
その言葉通り、モダンな建物の店内には100年前のベッドリネンをリメイクしたカーテンや、ジオ・ポンティのものといわれる40年代のランプが、飾りではなく現役で使われている。そのマッシモさんに大きく影響を与えたもののひとつは、実はSF映画『ブレードランナー』だという。
「20代のときに観たのですが、近未来都市に古いものが混在するその世界観は衝撃でした」
お宝級の家具を現代生活にミックスさせるショップの原点は、意外なところにあったのだった。
「私にとってヴィンテージというと、死んでしまったという解釈になるから。モノは今に生きていないと意味がない。大切なことは、新しいものと融合させて使い続けること。それは洋服にも通じることです」
その言葉通り、モダンな建物の店内には100年前のベッドリネンをリメイクしたカーテンや、ジオ・ポンティのものといわれる40年代のランプが、飾りではなく現役で使われている。そのマッシモさんに大きく影響を与えたもののひとつは、実はSF映画『ブレードランナー』だという。
「20代のときに観たのですが、近未来都市に古いものが混在するその世界観は衝撃でした」
お宝級の家具を現代生活にミックスさせるショップの原点は、意外なところにあったのだった。
ジオ・ポンティのデザインと思われる40年代のランプ。
ガラスの立方形ランプは60年代製。
代官山 蔦屋書店で購入したミニカーをさっそくお店に。
マッシモ アルバ 東京
10月にオープンした日本初の路面店。メンズ、ウィメンズのコレクションほか、デザイナー本人がセレクトした小物が揃う。
●東京都渋谷区神宮前4-21-7エスパス表参道1F TEL 03 5411 5651。11時〜20時。公式サイト