DESIGN
国交樹立150周年! ル・コルビュジエやマックス・ビルを輩出したデザインの国、スイスの全貌を知る展覧会。
December 25, 2014 | Design | casabrutus.com | text: Rio Hirai editor: Akio Mitomi
日本とスイスが国交を樹立して150周年を迎える2015年。〈東京オペラシティアートギャラリー〉で、『スイスデザイン展』が開催される。観光・交通のデザインから、スイスを代表するデザインプロダクトの8ブランド、タイポグラフィーとグラフィックまで、スイスデザインが集結する。
小さな国土にアルプスや豊かな森や湖を有するスイスは観光立国として発展を遂げてきた。展覧会ではまず、観光や交通のデザインから紹介される。スイスという国の、デザインの水準の高さを表している。
鉄骨モジュラーシステムを応用して生み出されたシンプルで洗練された〈USMハラー〉や、トラックの使用済みの幌(ほろ)を使ったバッグが日本でも人気のある〈フライターグ〉、カラフルなプラスチック製クォーツ時計の〈スウォッチ〉など、日本でも馴染みのあるスイスブランド8社からは、スイスデザインの輪郭を読み解くことができる。
ル・コルビュジエやマックス・ビルといった、スイスが輩出したデザイン界の巨匠についてはもちろん、近年のスイスデザインアワード受賞者のなかから注目の現代のデザイナーも紹介。デザインの国スイスの全貌を紹介する日本で初めての試みとなる。