DESIGN
ピエール・ポランによる幻の家具を〈ルイ・ヴィトン〉が復刻!
December 9, 2014 | Design | casabrutus.com | editor: Akio Mitomi
フランスのモダンデザイン界を牽引したピエール・ポラン。その未製品化作品の中に、ハーマンミラー社のため1972年にデザインした住宅用モジュラー家具のプロジェクト「Playing with Shapes」があったことはあまり知られていない。
残念ながらプロジェクトはオイルショックの影響で中止となったが、現在ポンピドゥーセンターに収蔵されている当時の模型を忠実に再現することにより、世界で初めて原寸大の家具として製作、12月2日から7日まで開催された『デザイン・マイアミ201』で発表された。
再現されたのはモジュラー家具以外にもダイニングセットやソファ、本棚など一挙18点。この展示を行った〈ルイ・ヴィトン〉は『デザイン・マイアミ2013』でもカッシーナの協力によりシャルロット・ペリアンの〈限りなく水に近い家〉を再現している。今後も暮らしや住まいにまつわるモダンデザイン復刻の担い手として、ますます存在感を高めることだろう。
再現されたのはモジュラー家具以外にもダイニングセットやソファ、本棚など一挙18点。この展示を行った〈ルイ・ヴィトン〉は『デザイン・マイアミ2013』でもカッシーナの協力によりシャルロット・ペリアンの〈限りなく水に近い家〉を再現している。今後も暮らしや住まいにまつわるモダンデザイン復刻の担い手として、ますます存在感を高めることだろう。
Pierre Paulin
1927年パリ生まれ。1950年代よりデザイナーとして活躍、代表作に「リボンチェア」「タンチェア」などがある。ポンピドゥー大統領官邸のインテリアデザインを手がけたことでも知られる。2009年没。 Portrait of Pierre Paulin in his Parisian workshop, 1960’s. © ARCHIVES PIERRE PAULIN