ドバイ・デザイン・ウィークに潜入! 砂漠の新興国、そのデザイン事情とは?

中東最大の商業都市であり、リゾート地としても注目を集めるドバイ。この国で第2回ドバイ・デザイン・ウィークが開催されました。参加国は中東やアジアを中心に、ヨーロッパ各国も。ドバイの最新デザイン事情もあわせてレポート!

スワロフスキーのクリスタルとミラーを使ったインスタレーション「Hexalite」。手がけたのはドバイ出身のビジュアルアーティスト、Zeinab Al Hashemi。

派手な高層ビルが林立し、富豪のリゾート地という印象があるドバイ。この国でデザイン・ウィークが開催!? レポートを始める前に、まず基本知識をおさらいしよう。

ドバイはアラブ首長国連邦を構成する首長国の一つ。過去30年あまりで砂漠から中東最大の商業都市へと発展を遂げ、奇跡の都市といわれている。その富は、石油によるものと思われがちだが、現在、石油や天然ガスによる歳入は全体の20%程度。 近い将来、石油が枯渇することを想定し、早くから石油以外の産業への移行を目指してきた。観光業への投資も進み、今や世界で7番目に観光客が多い。また人口の83%が国外生まれで、世界で最もコスモポリタンな都市でもある。

経済発展に伴い、これから重要なのは文化の活性化! ということで、2015年より年に一度のデザイン・ウィークがスタート。今回は2度目の開催となる。

地元の伝統的な集会場を踏襲したLatifa Saeed and Talin Hazbarの丸椅子。 

トーマス・ヘザウィックのMagis Span Chairで戯れる地元の女子大生たち。

今回のメイン会場は「ドバイ・デザイン・ディストリクト(D3)」。クリエイティブ産業の中心として オフィスや展示会場などが入居する施設だ。ザハ・ハディドなどのオフィスも間も無くここにオープンする。ビルの谷間にはインスタレーションが登場した。黒い伝統衣装、アバヤに身を包んだ女子大生たちが、最新デザインを楽しむ姿が印象的だった。

目を引いたのはドバイ在住のアーティストやデザイナーを支援する団体〈Tashkeel〉のプログラム。公募によって、デザイナーとメーカーをつなぐ企画だ(上動画)。