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《iPhone 7》を買う、7つの理由。
October 12, 2016 | Design | casabrutus.com | photo_Junichi Kusaka text_Housekeeper
毎年恒例、秋のiPhone新機種リリース。今回の新機種《iPhone 7 Plus》を約2週間実際に使ってみて、これは素晴らしい!と思ったポイントをお届けします。《Apple Watch Edition》も凄いんです。
理由1:ジェット・ブラックの衝撃。
生産が追いつかないほどの人気カラーとなっているのが、ジェット・ブラック。《iPhone 7》への買い換えを考えているなら、店頭で必ず手にしてみるべきでしょう。本モデルのために特別に開発された9段階にも及ぶ、酸化皮膜処理と研磨加工が生み出す、新品ピアノのような美しい光沢。見る角度によって艶やかなアルミニウムのように見えたり、冷たいガラスのように見えたり、非常に表情が豊かです。大量生産品なのに、手作りの温かみのような感じさえする仕上がりは、もはや工芸品。iPhoneは常にスペックの進化とともに、プロダクトデザインとしての進化も期待されていますが、これは期待通り。しかし、傷つきやすいためケース入りで使うことが推奨されていて、使い方を選ぶ? というやり過ぎ感も、ラグジュアリー。
理由2:iPhoneでSuicaが使える!
10月下旬のアップデートによって、ついにApple Payが日本上陸。それに伴い、iPhoneでSuicaが使えるようになります。iPhoneへの取り込みも簡単で、今使っているプラスチックカードのSuicaを《iPhone 7》にかざすと「ポピ〜ン」という音と共にカードの情報が《iPhone 7》に移行、自動改札やコンビニで使えるというシンプルな仕組み。(プラスチックカードのSuicaは使えなくなります)今後、他の鉄道会社などに広がることも期待できますね。ハードウエアに関連しているので、残念ながら旧機種では使えず、《iPhone 7》と《iPhone 7 Plus》のみ対応。
理由3:広角と望遠、二つのカメラを搭載。
既に、デジタルカメラを持ち歩く必要がなくなってしまったのでは…というほどに完成していたiPhoneのカメラ機能がさらに、これでもか!と進化しました。特に《iPhone 7 Plus》には広角レンズ(28mm相当)と望遠レンズ(56mm相当)の二つが搭載されて、賢く働いてくれます。特にすばらしさを実感したのは、広角レンズに実装された強力な光学手ぶれ補正と望遠レンズの光学2倍ズームの美しさ。
この通り、森の中のアート作品の繊細な雰囲気をパシャッと気軽に切り取ってくれる実力。リサイズのみで補正は一切していません。ISP(画像処理プロセッサ)が1,000分の25秒の間に1000億回(!)の演算を実行しているそう(ノイズリダクションやホワイトバランスを調整)。取材先で瞬時にパシャッと綺麗なカットが撮れてしまうので、使い始めの初日からすぐに即戦力でした。レンズはf/1.8という明るさ。
年内にはソフトウエアアップデートも予定されています。《iPhone 7 Plus》の広角と望遠、二つのカメラを駆使し、ボケ味を生かしたポートレイトが簡単に撮れてしまう「被写界深度エフェクト」が登場予定。こちらも非常に楽しみです。
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