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ilove.cat:金継ぎ師・黒田雪子×百 — 浮世を行き来する猫
| Design | ilove.cat | photo_Kazuho Maruo(kiki inc) text_Madoka Hattori
欠けたうつわを漆を使って修理する金継ぎ師の黒田雪子さんは、戦後すぐに建てられたという古い日本家屋で、愛猫・百(もも)さんと暮らしています。自然光が入り込む畳でくつろいだと思えば、お庭の木に登ったり……。家の内と外を自由に行き来する百さんの、野性味溢れる姿を取材しました。
ネズミを捕まえる野性的な猫
Q 全く人見知りしない猫さんですね。
実は、昨日の夜に“今日、取材があるから家に居てくれるかな?”って説得していたんです。半野良なので、外に出かけてしまうと、いつ帰ってくるかわからなくて。居てくれてよかったです(笑)。
Q 百(もも)さんとの出会いは?
以前、武(ぶー)ちゃんという雄猫と暮らしていたのですが、すごくネズミが出たんですね。でも武ちゃんは老猫で、ネズミを捕まえられなくて。そこで、武ちゃんが通っていた動物病院で、ネズミを捕まえられそうな猫がいたら、引き取りたいですってお願いしていたんです。しばらくして、病院から保護した猫がいるよと連絡がきて、見に行ったら、最初に目があった猫がいて。他にも産まれたてのカワイイ子猫がいたのですが、百がキッとこちらを見据えていて、この子にしよう! と決めました。
Q 武さんと百さんの2匹暮らしになったと。
武ちゃんがすごい威嚇したので、しばらくは私の服の中に百を隠しながら過ごしていました。徐々に許されたようで、仲良くなっていきました。家にも慣れ、内と外を行き来するようになった頃、私が仕事で2〜3日家を空けたことがあったんです。帰ってきたら、武はすぐに出迎えてくれたのですが、百は前足だけで下半身を引きずりながら出てきたんですね。何があったのかわからなかったのですが、大変なことが起きた! と思って、真っ青になりながらタクシーですぐに動物病院に連れて行きました。どこか高い所から落ちたようで、左足の大腿部を複雑骨折していて。すぐに手術をして、1か月ほど入院していました。いまも百の足には、ステンレスの棒が入っています。なんで骨折したのかわからないのですが、獣医さんによると捻りながら落ちたようで、“おっちょこちょいな性格ですね”って。その後も、ちょこちょこ怪我をしたり……。カラダが弱いわけではないけれど、好奇心旺盛な上におっちょこちょいな性格のようです。
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