【サローネ速報】フォルマファンタズマのインスタレーションで注目の〈レクサス〉。

毎年注目を集める〈レクサス〉の展示。今年はオランダのデザインユニット、フォルマファンタズマとタッグを組み、「Anticipation=予見」をテーマとした魅惑的なインスタレーションを展開している。

来場者を最初に待ち受けるのは、小径の先に連続して立ち並ぶ何本もの木製ゲート。日本の神社でもよく見られる千本鳥居を彷彿とさせるもので、その先に何かしらの存在があることを暗示させる。

まっすぐ足を進めた先で出迎えるのは、ガラスボウルのなかに浮かぶいくつもの葉っぱだ。これはミシュランひとつ星を獲得した日本人イタリアンシェフ・徳吉洋二が考案したメニューで、キンレンカの一種の葉の上に、梅干、シソの葉、ブルーベリーをアレンジしたソースを載せた。一枚手に取り、口に運ぶと、味わうほどに、予測しなかった不思議な味が口のなかに広がっていく。

空間中央に置かれた薄いピンクベージュのステージの上では、エレガントな形をした複数の回転体が運動を続ける。これはフォルマファンタズマが「透明性」をテーマにデザインしたもので、微細な光や色の変化と形状のニュアンスで意識を変える日本人の精神と、伝統に裏付けされた精密なものづくりのあり方を表しているという。

フォルマファンタズマのインスタレーションと、徳吉洋二シェフによる出汁のサービス(左奥)。

この展示を見た後は、再び徳吉シェフによる出汁をサービス。飲みほした有田焼の器をそのまま持ち帰ることができる。