DESIGN
高い機能性のヒントは、なんと戦艦の大砲!? 新作照明《カロネード》。
June 1, 2016 | Design | casabrutus.com | photo_Satoshi Nagare text_Hisashi Ikai
デンマークの老舗ブランド〈レ・クリント〉が2月に開催された「ストックホルム家具見本市」で発表した《カロネード》は、戦艦の大砲がデザインソースというマスキュリンな新作。
デザインしたのは、1982年生まれのスウェーデンの新鋭、マークス・ヨハンヨン。彼は、17世紀頃の戦艦で使われていた大砲(カロネード砲)にヒントを得ながら、新作を開発した。
カロネード砲は、スペースの限られた船上で自由に方向を変えられるようにと、太くて短い砲身が特徴的だ。この機能性に着目したヨハンソンは、砲台の仕組みを現代的な照明デザインへと昇華させた。
丸みのあるシェードのエッジやマットブラックの表面は、砲丸や火薬をイメージするなど、シックな装いながら、遊び心のあるアイデアも取り入れている。
丸みのあるシェードのエッジやマットブラックの表面は、砲丸や火薬をイメージするなど、シックな装いながら、遊び心のあるアイデアも取り入れている。
アメリカンウォルナットを使った木製ベースのテーブルランプをベースに、ウォールランプやペンダント、フロアランプなど、さまざまなバリエーションを揃えている。いずれも9月発売予定。