DESIGN
土田貴宏の東京デザインジャーナル|E&Y「evergreen」展に見るデザインの最前線
December 15, 2015 | Design | casabrutus.com | photo_Shinichi Yokoyama text_Takahiro Tsuchida editor_Keiko Kusano
30周年を迎えた〈E&Y〉の展覧会が、東京・六本木のアクシスギャラリーで開催中だ。トム・ディクソン、マイケル・ヤングをはじめ、国内外の優れたデザイナーを起用してきた家具レーベルの”evergreen(エバーグリーン)”とは。
内外の優れたデザイナーを独自の視点でピックアップし、オリジナルの製品を開発して、市場に流通させる。そのような活動をするインディペンデントな家具レーベルは欧米では珍しくないが、現在の日本にはほとんど見当たらない。〈E&Y〉はそうした活動を30年にわたって続け、特別なポジションを築いてきたブランドだ。1994年発表のマイケル・ヤングの《マガジンソファ》のように、その間に生まれてロングセラーになったものもある。本展は、その軌跡を振り返る意図もあるが、単なる回顧展ではない。
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illustration Yoshifumi Takeda
土田貴宏
つちだ たかひろ デザインジャーナリスト、ライター。家具やインテリアを中心に、デザインについて雑誌などに執筆中。学校で教えたり、展示のディレクションをすることも。
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