DESIGN
共鳴し合う、北欧と日本のクラフト。〈t-b-d〉が南青山に誕生。
November 25, 2015 | Design | a wall newspaper | photo_Tetsuo Kashiwada text_Aki Kiuchi editor_Yuka Uchida
見つめるのは工芸とアートの間にある美。新店〈t-b-d〉が南青山に誕生です。
いまや日本の暮らしにすっかり浸透した北欧デザイン。その魅力を、下馬〈biotope〉、外苑前〈doinel〉を通じて10年以上にわたり伝えてきた築地雅人が、より新たな視点で北欧を切り取る〈t-b-d〉を10月にオープンした。
「多くの人に愛される、シンプルで機能的な北欧のテーブルウェアや道具はひととおり紹介し終えました。〈t-b-d〉は、北欧の風土や民族性を踏まえた目線で、これまでの北欧デザインの概念を再編集する場にしたいんです」と築地。to be determined=後日決定の名前どおり、セレクトにあえてテーマは設けない。実用を超え飾るために存在するアートセラミックをはじめ、工芸とアートの間を自由に行き来するインディペンデントな品揃え。陶芸家の鹿児島睦のプロダクトなど、北欧と調和する日本の工芸品も扱っていく。すべてが一期一会、心に響いた物ばかり。北欧と日本のクラフトが生む、新たな共鳴の音色に注目したい。
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