ART
全国の目利きが、カイカイキキに大集合!
January 19, 2015 | Art | casabrutus.com | text_Maya Sato editor_Akio Mitomi
アーティスト村上隆が主宰するカイカイキキギャラリーに、工芸とアートの世界をリードする有力10ギャラリーが各地から2月の2日間限り集結、「gallery’s eye ー選ぶ力ー」を開催する。
「2000年代に入り、工芸やアートと私たちの生活の距離は急速に近づいてきた。その状況に呼応するように生活寄りの作品や、その発表の場となる野外展が増えてきている。このような裾野の広がりは工芸やアートを私たちに近くする一方で、本来、工芸やアートが培ってきた創造性や技術を貧弱にする危険性もはらんでいる」。この開催趣旨は、近年のオープン化したマーケットの状況に対して、あらためてギャラリーの役割を問うメッセージでもある。
展覧会「gallery’s eye ー選ぶ力ー」は、器を紹介するギャラリーの先駆けとなった〈桃居〉、暮らしを豊かにする楽しみを衣食住の視点で提案する〈jikonka Tokyo〉、独自の世界を貫きデザインから音楽までを取り扱う〈さる山〉、工芸に親しむ時間と空間提供してきた〈季の雲〉など、全国の工芸やアートを扱う10のギャラリーにより開催される。
展覧会「gallery’s eye ー選ぶ力ー」は、器を紹介するギャラリーの先駆けとなった〈桃居〉、暮らしを豊かにする楽しみを衣食住の視点で提案する〈jikonka Tokyo〉、独自の世界を貫きデザインから音楽までを取り扱う〈さる山〉、工芸に親しむ時間と空間提供してきた〈季の雲〉など、全国の工芸やアートを扱う10のギャラリーにより開催される。
展覧会のタイトルには、工芸やアートにおいて、ギャラリーの選択眼が重要であるという意味が込められている。各ギャラリーが推薦する約70名の作家作品を一堂に会して展示販売するともに、選りすぐりの作品を通して、それぞれのギャラリーの眼を感じることができる新しい試みだ。