ART
岡山にハイクオリティなアートが集結。『岡山芸術交流』徹底リポートです!
October 21, 2016 | Art, Architecture, Travel | sponsored | photo & movie_Takuya Neda text_Naoko Aono editor_Keiko Kusano
最近、各地で盛んに開かれている芸術祭。中でも本格的なコンセプチュアル・アートに的を絞った硬派なものが『岡山芸術交流』だ。アーティスティックディレクターにリアム・ギリックを迎えて始まったこの現代美術の大型国際展に登場する、ハイクオリティな作品をより深く理解できるリポートをお届けします。
『岡山芸術交流』は、ストライプインターナショナルの代表、石川康晴氏が総合プロデューサーを務めている。アート・コレクターでもある石川氏が、自身が生まれ育ち、ビジネスの拠点とする岡山を「アートと文化の街」にしたい、という思いから始めたものだ。会場は岡山城や岡山市立オリエント美術館などを中心とするエリア。2km四方程度の範囲に収まっていて、徒歩で回りやすいコンパクトな構成になっている。
アーティスティックディレクターのリアム・ギリックが掲げたテーマは「Development」。日本語では「開発」としているが、「発展」「発達」といった意味合いもある。さまざまな方向に成長し、新たな形へと変化していくイメージだ。
林原美術館の庭に置かれたピエール・ユイグ《未耕作地》。女性の彫像の頭部に蜂が巣を作っている。生きた蜂が飛び回って、彫刻の形や概念を曖昧にする。
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