青野尚子の「今週末見るべきアート」|金沢に出現した「西京国」って何ですか?

“芸術を愛する人々が住む国”、「西京国」が〈金沢21世紀美術館〉にやってきた! 国民は3人、大統領は日替わり、という変わった国だ。国と一緒に金沢にやってきた3人の国民のうち、アーティストの小沢剛とギムホンソックに聞きました。

「西京国にようこそ! みなさん、パスポートは持ってますか?」と入国管理局で小沢剛が呼びかける。でも西京国に入国するのにパスポートは必要ない。そのかわり、入国審査がある。思い切り笑う、歌う、踊る、このうちのどれかをやらないと国境を越えられないのだ。

西京国の入国管理局。パスポートはいりませんが、「とびきりの笑顔か、お腹の底からの大笑い」「お好きな歌を1小節」「チャーミングな踊り」のいずれかを行わないと入国できないという、『注文の多い料理店』みたいなことになってます。

「西京国」とは2007年に小沢剛、ソウル在住のギムホンソック、北京在住のチェン・シャオションの3人のアーティストが作った国。金沢にやってきた小沢とギムホンソックに西京国とはどんな国なのかを聞いてみた。まず、人口は何人なのだろう?

「基本的には僕たち3人です。家族とか入れると9人? 10人ぐらいだと思います」と小沢。

《第3章:ようこそ西京にー西京オリンピック》(2008年)。西京国のオリンピック開会式で行進する3人。