ARCHITECTURE
谷尻誠+吉田愛がリノベーションしたすし屋〈鮨よしい〉がオープン。
| Architecture, Art, Food | Window On The World | photo_Shinichi Yokoyama text_Naoko Aono
わずか8席、東麻布の隠れ家のようなところに〈hiromi yoshii gallery〉を運営する吉井仁実が経営する〈鮨よしい〉がオープン。現代美術を扱うギャラリーにふさわしく、アートが飾られた美術館のような空間だ。
店はビルの細長い一室をサポーズデザインオフィスの谷尻誠と吉田愛がリノベーション。すし職人の”ステージ”となるカウンターは、あえて古材を磨いただけのラフな仕上げにした。すし屋らしからぬ柱や梁の荒々しい鉄の質感とともに、繊細なアートやすしの美しさを際立たせる。
握ってくれるのは銀座の名店出身、この道30年以上のベテラン。握ったすしを黒田泰蔵の白い器に供するのも独特のスタイルだ。隅々まで高い美意識を貫きつつリラックスして旬の味が楽しめる、これまでにないすし屋だ。
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